永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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諸行無常

2010.11.15
前回からの続きです。

四諦・四聖諦の第2段階
「苦しみの原因」についてです。

諸行無常
平家物語の冒頭に詠まれていてなじみのある言葉です。
解説するまでもないほど有名だと思いますが。

『「諸行」とは、迷いの世界での身体的、精神的な働きとその働きによって生み出されたすべてのものである。
それは途切れることなく常に働き続け、しかも変化し続ける。そのような働きによってつくられたものは永遠に存続することはない。この世にあるものは永遠にあり続けず、むしろはかないものである。そのことを「無常」という。』
(「図解雑学 仏教」編:廣澤隆之 ―ナツメ社―より引用、強調:建岳)

すべてのものやことは、留まることなく常に良くも悪くも変化し続け、いつかはかなくも存在できなくなってしまう。
というような意味でしょうか?

文章を読んで理解をすれば、現実は明らかに、まさに「諸行無常」であって、一つとして永遠に変化せず滅びないものはないわけです。

人や生き物は必ずいつかは亡くなりますし、
物も壊れるか、物質そのものが変化していきます。
国も滅びることを避けられず、
地球そして宇宙さえいつかは滅びるものなのでしょう。


それでも人は、この「諸行無常」である現実を受け止められない存在なんです。


自分や自分の身近なものなどが、壊れないように、老いないように、滅びないように。

さらに、より良くなるように と、

願い続け、努力し続ける存在であるのです。


避けられないのであれば、少しでも遅らせようとする
いつでも現実に逆らい続けようとする習性を身につけている!?存在なのです。


実はこの現実に逆らおうとする存在は、人間だけなんですよね。
他の生物にはありません

だからこそ人は社会や科学を発展させてきたと言えるのですが、
とはいっても、
「諸行無常」の現実の本質を変えることはできません。
人がいくら願い努力をしたとしても、やはりいつか亡くなってしまうのです。

この「諸行無常」の現実と
人の願いと努力の本質的なギャップ

これが「苦しみの原因」となっているのです。
<続く>




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コメント
諸行無常
こんにちわ。いつもコメント、ありがとうございます。

私がいつもしあわせでいる理由がわかりました~。
変って行く自分と周りを受け入れているからなんですね。
そう思うと、益々、次の変化が楽しみになってしまいます!
2010/11/16(火) 19:26 | URL | 白い月の風 #k9MHGdfk[ 編集]
Re: 諸行無常
白い月の風さん
コメントありがとうございます。

幸せを実感できるのは素晴らしいことですね!
何よりです♪

変わっていく姿を受け入れ
そして楽しむ

私も是非この境地に近づいていきたいです。
2010/11/16(火) 22:37 | URL | 建岳 #-[ 編集]
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