永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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無意識の扱い方 再び

2010.11.11
前回からの続きです。

前回のお話が少し!?かなり!?
わかりにくかったかもしれません。
今回はその要点を中心に書きたいと思います。
というのは、私は、仏教にとって「」と「無意識」が、欠かすことのできない非常に重要なテーマだと思っているからです。

「苦しみの原因とは何か?」
「なぜ人は苦しむのか?」

人はもともと、誰もが思い通りにならない「無意識」を抱えて生きていて、
いわば、苦しみを生み出す構造になっているから、当然のごとく苦しむのです。

このことに気付くだけで、実はいくらか苦しみがやわらぎます。

そして「無意識」の特徴を知り、対処法を身につけていくに従って
心の安定を得ることができるようになり、さらに少し苦しみから解放されます。

そしてその「私」と「無意識」。その究極の調和が「悟り」といえます。苦しみが無くなると言われています。


このお話の流れの中で、
「無意識」の扱いにくさを前回書いたのでした。
今回、補足の意味を込めてもう一度。

私、朝起きてトイレにいった時に時々つくづく思うことがあります。

「おねしょ しないって本当にすごいなぁ」

目が覚めたと思っても、実はまだ夢の中にいるときがあります。
目が覚めたつもりでいます。

その状態の夢の中でトイレに行っても大丈夫なんです。
本当に目が覚めて、改めて

「僕の無意識、結構やるなぁ~」

と感心するんです。


これは、意識である「私」が全くコントロールしていない自信があります。
「私」は夢と現実を勘違いしていたのです。
でもちゃんと無意識がしてくれているんです。

これは幼少の頃のトイレトレーニングの成果なのですが、
そのトレーニングの成果が、ずっと続いていることの素晴らしさに驚くことと
意識であると関係なく、ちゃんと働いていることに感謝するのです。


しかし
これは、良い例なのです。

「無意識」はこのように「私」と関係なく
一度身につけたことを、ちゃんと辛抱強くやり続けてしまうんです。


タバコや賭け事を身につけてしまうと、不思議なぐらいやめられません。

そして
トラウマ心的外傷は、並大抵のことでは克服できません。

これらの言わば悪い例についても
「おねしょ をしない」ぐらいの強制力で私自身をコントロールしていると思うと


恐ろしくなります。


この強大な「無意識」の力との対峙
そしてその対処が
意識である「私」に突きつけられているのです



結局、余計にわかりづらくなったりして・・・。
そうだったら申し訳ないです。
<続く>




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コメント
No title
人間には意識層と無意識層を有していると他でも聞いたことがあります。
人間の細胞は約60兆あり、一つの細胞の持つ情報は図書にして約7500万冊に相当すると聞いてます。
いわばこれが無意識層に相当するとか。。

人は体内に宇宙を有し、生まれながらにして完璧で天才であるといいます。ただ、この無意識のパワーを上手く引き出しコントロールすることが現代はまだ不完全で未熟だとか。

難しいお話です。
2010/11/11(木) 22:12 | URL | momo.masukatto #-[ 編集]
Re: No title
momo.masukattoさん
コメントありがとうございます。

人間が人間らしくあるのは、まさに意識層の働きです。
社会、科学、哲学、歴史、文化そのもととなる言葉など全て意識層が生みだしたものです。
そのものに無意識がついていけてないのではないかと思います。

無意識との調和は難しい問題ですね。
2010/11/12(金) 21:59 | URL | 建岳 #-[ 編集]
こんばんは^^
こんばんは^^

建岳さんは、仏教にとって「私」と「無意識」が
大切なテーマやと思って、ずっと無意識の
お話を教えてくださってたんですね。

「悟り」が調和の状態っていうのは
発見でした。

トイレのお話は無意識の働きの
発見で、勉強になりました。

ありがとうございます。

2010/11/15(月) 00:38 | URL | 真中さき #-[ 編集]
Re: こんばんは^^
真中さきさん
コメントありがとうございます。

無意識のお話は
自分自身が生活していくうえで
欠かすことの出来ない重要な問題だと思いますが、

私たちはほとんど無視してしまっていると感じていました。
ので、今回くどいぐらい!?強調しました。

これがちゃんと仏教につながっていく予定!?ですので
よろしくお願いします。
2010/11/15(月) 18:44 | URL | 建岳 #-[ 編集]
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