永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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想像してみましょう。「無意識」という言葉が無かった時代。

2012.4.27
⇒前回からの続きです。


想像してみましょう


ジョン・レノンの「 イマジン♪ 」、
それをパロディーにした芸人ピースのネタではありませんが、

想像することは大切です。


想像してみましょう。

『 「 無意識 」という言葉を知らない私たち。 』




今でこそ、
「 無意識のうちに、うっかり○○してしまった! 」
など、
「 無意識 」という言葉が日常会話で自然に使われています。


あるいは、
無意識潜在意識es本能などの言葉、心理学用語!?なども広く知られています



しかし、
臨済禅師が生きていた時代には、
「 無意識 」という言葉は無かったのです。


想像してみましょう。


義務教育も何もなかった時代!?
私たちがもちろん知っている「 無意識 」という概念が、世の中になかった時代。



臨済禅師自身の中に、もうひとりの自分無意識 を自覚した瞬間の衝撃を


「 何だ! これはっ! 」



文字通り、言葉にならない衝撃を受けたのです。



後に、臨済禅師
「 一無位の真人 」という言葉で、この もうひとりの自分無意識 を表現しています。


ある意味では、
臨済宗とは、この瞬間
「 もうひとりの自分無意識 」の存在の大きさに気付くことを最重要課題とした宗派として誕生しました。


「 一無位の真人 」「 仏性 」「 本来の面目 」など
祖師それぞれによってさまざまな表現方法があるのも、
そもそも「 無意識 」という言葉が無かった、通用していなかったからだとも思います。



ひるがえって現代を生きる私たちは、
当然のように「 無意識 」という言葉を使っていますが、


孫悟空が、お釈迦さまの掌の上で踊っているだけだった!と衝撃を受けるほど大きな絶対的な存在とまでは認識していません。

頭で理解しているつもりだけでもいけません。



「 もうひとりの自分無意識 」という絶対的な存在心の底から気づくこと


臨済禅師の悟りです。
<続く>



※当然のことながら、このブログはあくまで私の個人的な解釈です。


関連シリーズ
⇒「 もうひとりの自分・無意識 」





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コメント
No title
こんにちは
無意識の考え方についてはユングの集団的無意識と仏教の考え方がどこかつながっているような気がします。
ここ数年、そんな大袈裟なものではないのですが、ふっと心が静まるときがあって、我儘な自分が一時的に消失して、もうひとまわり大きなあたたかい何かとほんの一瞬だけひとつになっているような気になることがあります。長続きしないんですけどね。その感覚がとっても不思議で、これはいったいなんなんだろうとよく考えるのですけれど、頭で考えているだけなのでやっぱりよくわからなくなってしまいます。
2012/04/29(日) 12:02 | URL | Sakulanbo #ZPPmqLno[ 編集]
No title
自分の思いだけが全てと思っていたら、そうではない、
無意識下の自分が居る。
無意識を感じ取ることは、何て難しいんでしょう!
それを目指すことが仏道の道なんですね。
体調を崩して、老師の下へ暫く行っていなかったのですが、
来月からまた、老師の下へ行き、坐禅、講話を伺って来ようと思っています。
2012/04/29(日) 19:37 | URL | 白い月の風 #k9MHGdfk[ 編集]
Re: No title
Sakulanboさん
コメントありがとうございます。

「大きなあたたかい何かとひとつになっている」感覚は、
とても貴重なものだと思います。

意識と無意識の調和こそ、
禅の目標であり、その究極の調和こそ、「悟り」だと思います。

現代人は、
意識、自意識が過剰になりすぎて苦しんでいる、
より、悩みやすくなっていると感じています。

もう一人の自分を感じている瞬間を大切にしていきたいものだと思います。
2012/04/30(月) 07:27 | URL | 建岳 #-[ 編集]
Re: No title
白い月の風さん
コメントありがとうございます。

仰るとおり、
無意識を感じることはものすごく難しいことです。

しかも、私たちは、
その難しさに気づかないまま過ごしていますし、
無意識を感じる必要性をまったく問題にしないで生きているので、
余計に困難なことなのです。

ですから、
その目標に気づくことが、
大いなる第一歩なのではないかと思っています。


体調を崩されていたのですね。
無理されないように、どうぞご自愛なさってくださいね。
2012/04/30(月) 07:34 | URL | 建岳 #-[ 編集]
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