永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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反抗期

2012.1.26
前回⇒からの続きです。

名前というものは、

私たちが住む世の中に、
まず厳然とした現実や事実先にあって

それにたまたま!?人間が便宜上つけるだけの行為であって、

そのたまたま名前をつけるかつけないか知るか知らないかで、
現実は影響されるはずがない

と、私は
思ってしまいがちです。


たかだか「 おにろく 」という鬼の名前がわかっただけで、
「おにろく」が降参してしまうのはおかしいし

たとえ
目の前にいる○○さんが、△△さんになったとしても、
○○さん自身は変わらないはずだし、

あるいは
目の前にあるパソコンが、別の名前になったとしても、
パソコン自体の性能が変わるわけでもなく、壊れるわけでもないはずです。


名前をつけたり、変えることで、
現実は影響されないのだと、

私は思ってしまいたくなるのですが、
皆さんはいかがでしょうか?


ここで、
名前をつけることによって
現実は影響されうるという一例をあげてみたいと思います。


私は小さなころ、
両親や身近な人から叱られた時

その理由に納得ができなかったり、
自分が仕方なくしてしまったような時には

もちろん反論や 言い訳
自分なりの主張をしていました

そして、
多くの場合は
その私の主張の矛盾点や甘さを指摘され、
再びより一層怒られるようなことになりますが、

それにしても、
一応にしろ両親は、
その私の主張を一旦は聞いてくれていたのです。

そして、
弁明の機会を与えてくれていたのです。


しかし、
私には、とてもストレスを感じる時期がありました。

それこそがいわゆる
「 反抗期 」です。


中学生になったこの時期、
私がいつものように!? 叱られ

いつものように
自分なりの主張、反論を試みます。


するとこの時期の両親や周りの対応は、
それ以前とは全く異なるものになっていました。


「 健(私の呼び名)は、反抗期だからな 
「 反抗期だから仕方ない 

全く聞いてもらえません。
私が何を言っても、
親への反抗と捉えられて、門前払い。

弁明の機会すら与えられないのです。


当然ストレスがたまって
「 ふざけるなー! 」
と大声でも出そうものなら、まさに反抗期そのものです。


私は当事者である当時から、

本当に「 反抗期 」とは存在するのだろうか

戦国時代なら元服するような年齢で、
「 反抗期 」もなにもあったものじゃないし、

もし、仮に
「 反抗期 」という言葉が、この世の中になかったとしても
今と全く同じ状況がつくりだされるだろうか

むしろ、
「 反抗期 」という言葉があるせいで
その現象を引き起こしてしまっているだけじゃないか?

と感じていたのです。



もちろん、今の私は
「 反抗期 」という現象は、
人が精神的に成長する過程で充分起こり得るし、必要なモノでもあるとも思っています。

しかし、
その「 反抗期 」という言葉を、
多くの人が共有してしまうことで、

やはり、
現実が影響されてしまう側面も忘れてならないと思います。


つまり
ある現象に名前をつけることによって、
よりその現象が促進されてしまうということ。


「 婚活 」「 援助交際 」など、
単に現象に名前がつけられただけにとどまらず、
その名前をつけてしまったことによって、よりその現象が促進されてしまった可能性。


たかが名前、されど名前、
名前がもつ影響力とは、
決して侮れないものだと思っています。
<続く>



⇒関連記事「名前の力」シリーズ




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コメント
なるほど…
名前という服を着て一人歩きをはじめる…ということでしょうか、とても共感します。
2012/01/29(日) 14:53 | URL | あやみ #-[ 編集]
Re: なるほど…
あやみさん
コメントありがとうございます。

まさに「名前という服を着て一人歩きをはじめる」です!
素晴らしい表現です。ありがとうございます。

今は、高度情報化社会であるために、より一層その傾向か顕著になってしまっていると感じています。
流行語大賞など、マスコミと私たちが一緒になって社会現象をつくってしまっているような・・・。

私なりに考えていきたいです。
2012/01/29(日) 23:41 | URL | 建岳 #-[ 編集]
No title
こんにちは
ご両親、反抗期になったからと弁明を聞いてくれなくなってしまったのですね。
ほんと、名前つけられちゃうと困ることがありますね。
あ、事後承諾で申し訳ないのですが、昨日か今日アップした
記事にこちらのブログのリンクを貼らせていただきました。
ご迷惑でしたらはずしますのでご連絡くださいね。
2012/01/30(月) 07:43 | URL | Sakulanbo #ZPPmqLno[ 編集]
Re: No title
Sakulanboさん
コメントありがとうございます。

私のブログをご紹介いただきまして、ありがとうございますっ♪
私のブログは、私自身が感じ考えたことをそのまま表現していますので、
ご共感やご参考などしていただくことは、とても心強くありがたいことです!

これからもいろいろとよろしくお願いいたします。

名前について、また、別の角度から考えていきたいと思っています。
2012/01/30(月) 16:47 | URL | 建岳 #-[ 編集]
No title
本来、名前というのは、神との契約でしたから、
軽々しく人に名前を教えると言う事はありえませんでした。
それ故、古の人の名前は、呼称が多いのです。
名前…、軽々しく、いうものではありませんよね~
名前は大事です。
2012/01/30(月) 20:53 | URL | 白い月の風 #k9MHGdfk[ 編集]
Re: No title
白い月の風さん
コメントありがとうございます。

名前は神との契約ですか。
初めて知りました。なるほど。

人は古から、
名前の持つ神秘性、ある種の危険性を知っていたのでしょうね。

名前は大事ですね!
2012/01/30(月) 21:28 | URL | 建岳 #-[ 編集]
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