永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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小沢一郎氏強制起訴、進退問題について思う

小沢一郎氏が強制起訴され、その進退問題あるいは民主党の処分が取りざたされている。

今後少なからず明らかになるであろう事件の内容はひとまず置いておき、私が素朴な疑問を感じるのは、起訴された時点で責任問題が発生するのか?である。もちろんこの疑問は、今回の事件に限ったことではない。私が以前勤めていた会社では「わいせつ罪等の起訴」が「解雇事由に該当する」と「就業規則」に定めてある。これを目にした当時から疑問を抱き続けていたのだが、現在社会通念上妥当とされている!?「起訴=即、責任問題」は果たしてこのままで本当に良いのだろうか?

まず最も単純に考えてみれば、もし無実の人が冤罪などで起訴されてしまった場合、裁判で「無罪」を勝ち取った時点で、起訴されたことによって同時に背負わされた社会的制裁(責任問題)の不利益を、どこまで回復することができるのだろうか。厚労省の村木さんは幸運にも!?元の職場に復帰を果たしたが、一般人でも同じようになるだろうか?

いやそもそも、起訴された時点で「ほぼ有罪」とみなし社会的制裁を加え、裁判判決結果が出た時点でまたその社会的制裁を修正するという「2段階判断」を、何故する必要があるのか?

起訴された時点では(起訴されたとはいえ)最終的に罪が確定したわけではないので一切の社会的制裁は「保留」とし、判決が出た時点ではじめてその罪に応じての社会的制裁を加える、責任をとる ではいけないのか?

起訴時点での責任追及はいわば「勇み足」であり、「余計な問題」を引き起こす悪習である。

しかも今回の小沢氏の強制起訴については、検察が起訴しなかったものを審査会判断の結果、起訴になったという
、これまでとは明らかに判断基準の違う起訴であり、当然その責任問題追及については慎重に取り扱うべきだと思う。すぐに責任を取るべきとの主張は軽率だと思う。

司法制度は国の根幹をなす制度であり、今変化していく過渡期でもある。
今後注意して見ていきたい。
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コメント
No title
 はじめまして。
よろしくお願いいたします。
 法律の専門書では無いのですが、以前読んだ本の内容で、
有罪か無罪かは裁判により決定する事。
被告は裁判を受ける権利がある事。
判決が決まるまで被告は原則としてシロの扱いを受ける事。
(推定無罪)
裁判では国家権力側である検察の出す証拠や捜査方法、取り調べや手続きに(デュープロセス)1つでも落度が無いかを裁かれる場でもある事。
が、述べられていました。
 本来、近代社会以後の裁判とはこうあるべきなのでしょう。
 ある人物が裁判を受け、結果、たとえ無罪となっても、職や家族や社会的信用、等を、すべて失ったままでは、国家としての犯罪行為になると思います。
 名誉回復だけに留まらず。被った損害、将来に対しての安定した仕事や生活の保障も考えなければならない場合も出るかもしれません。
 国家に対する信用と言う問題にもつながると思います。
2012/11/14(水) 11:38 | URL | y.k #-[ 編集]
Re: No title
y.kさん
コメントありがとうございます。

こちらこそよろしくお願いいたします。

全く仰るとおりだと思います。
裁判がひらかれてもいない起訴段階で、あたかも犯罪者のように扱われ、
社会的な責任をとらされる風潮について、

大変危惧しています。

起訴段階で有罪確定なのであれば、
裁判の存在意義がありません。

また、
無罪となった場合の名誉の回復は困難を極めます。


本当に、司法のあり方については、
まだ考えなければならないことがたくさんあると思っています。

今後、
折を見て、表現していければと思っています。
2012/11/14(水) 12:32 | URL | 建岳 #-[ 編集]
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