永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

私の「 猫 」

2012.7.15

お久しぶり過ぎますね。
何度も、ご訪問いただいている皆様、申し訳ありませんでしたm(_ _)m

何度か文章を推敲しているうちに、
私自身、訳がわからなくなっていたりしました(汗)

やはり、
表現とは難しいものですね。


さて、
唐突ですが、皆さんは、
お家で ペット を何か飼っているでしょうか


私のいる
永正寺には、可愛らしい猫がいます。
とら1
以前にもこのブログで紹介したことがあります。トラです。

もう一匹、
真っ黒な「 クロ 」という猫も、とっても可愛いのです。


可愛いのですが、、、



ちっとも なついてくれません


エサをあげれば、
だんだんなついてくれるかと、
何度も試みているのですが、

エサあげている私に
「 シャーッ!! 」
と声を上げて威嚇し続けてばかりです

私の顔を見れば、
すぐに逃げる準備をして、
近づこうとするものなら、

ドタドタドター!!!

一目散です!!


猫だから仕方がないと自分に言い聞かせながらも、
嫌われている自分に何か原因があるのかと、少し傷つきます

私が永正寺に来る前から、
ずっと世話をしている人には、とってもなついているので羨ましいのです


これが蓄積すると、実は、
結構な ストレス になるんです。



でも、
毎月月末にお参りに行っている 檀家さんのお宅で飼っている猫 は、違うんです!

お宅にお邪魔したときから、
警戒心なく近づいてきて、

お経を詠んでいる間も、ずっと私の周りを回ってくれて!?います。
興味津々!?

「 あぁ。お寺では、けんもほろろに嫌われているこんな自分なのに、
  こんなになついてくれるんだ! 」

と日頃の鬱積した思いがひと時、癒されます。  

「 このまま癒されていたいな。
  お寺に帰って、また猫に冷たくされたくないな~ 」


さて、
このお話は、私自身の本当のお話ですが、
皆さんも、同じような経験はあるでしょうか? 何となく想像ができるでしょうか?



そして、
また突然ですが、⇒前回からの続きです。
「 もうひとりの自分・無意識 」の話に戻ります。


私たちは誰しもが、
自分自身の中に、「 もうひとりの自分無意識 」を抱えています。


実はこの
「 もうひとりの自分・無意識 」とは、
その「 」のようなものなのです。



私たちは皆、
自分自身の中にを飼っていて

「 猫 」が私になついてくれたり機嫌が良い時は、とても癒されて精神的に安定しているのです。


が、
「 猫 」が私から逃げ回っていたり、ちっとも言うことを聞いてくれない場合は、
とてもストレスを感じて、苦しいのです。



気ままな「 」は、
私の意思とは関係なく!?、

好き勝手に食べたり、怠けたり、人を好きになったり、
遊んだり、眠くなったりしてしまいます。


しかも、
この「 」こそが、本当は、私自身の主導権を握っているのです


つまり、
私たちこそが、その「 」に飼われているのです
<続く>





※当然のことながら、このブログはあくまで私の個人的な解釈です。


関連シリーズ
⇒「 もうひとりの自分・無意識 」





「ご訪問いただいた方へ」
一日一回、3つのランキングボタンをそれぞれクリックしていただくと有り難いです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

人は人間か動物か?

2012.7.17
⇒前回からの続きです。


前回、

私の主人公である
もうひとりの自分・無意識 」は、気ままな「 」のようなものと書きました。


理屈が通じない、

食べたい、
休みたい、
楽しいことがしたい、
眠たい、、、


動物の本能そのものです。


人は、
動物なのか人間なのか
という問いかけがあって、
人間には、「 理性 」があるから人間なんだ

と答えるのは、まったくその通りなのですが、


人間は「 理性だけ 」、「 理性のみ 」だと思ったり、
「 『 理性が主導権を握っていて、『 無意識 』をコントロールできるのが当たり前
と思い込んでしまうのは、

現実ではなく、
むしろ、私たちの願望です。


人間とは、
本能 」と「 理性 」が同居している存在であり、
本当は、
「 もうひとりの自分・無意識 」である「 本能 」が私たちの主導権を握っているのです。


このなかなか気づきにくい
ある意味、気づきたくない、無意識が主導権を握っているという事実


それ故に人は苦しんでしまうのだと。
事実ではなく、願望の世界に浸ってしまうからこそ人は深い苦しみにとらわれてしまうのだと。


仏教は、
ただ現実を理解して現実に癒される境地を目指すものなのです。


それでは、仏教の悟りの境地について、
『 十牛図 』を見てみましょう。
<続く>





※当然のことながら、このブログはあくまで私の個人的な解釈です。


関連シリーズ
⇒「 もうひとりの自分・無意識 」





「ご訪問いただいた方へ」
一日一回、3つのランキングボタンをそれぞれクリックしていただくと有り難いです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ

『江南琵琶の会』 演奏会と体験コーナー

2012.7.18

今週土曜日の21日14時から
『 江南琵琶の会 』演奏会と体験コーナーが行われます!
琵琶ポスター

入場無料ですので、お近くで都合のつく方は、
是非お越しくださいね!

また遠くの方で、もしご興味のある方は、
Ustreamで生中継をする予定ですので、是非、ご覧くださいね♪

⇒永正寺ホームページ「放送ページ」


● 豊臣秀頼の乳兄弟、智・仁・勇の三徳を兼ね備えた
  若武者の物語「 木村重成
● 会津の地で若くして散っていった隊士を想い、
また震災からの復興を願って「 白虎隊
● 遠く平安時代に酒田金時らと四天王として活躍した
渡辺綱の鬼退治「 戻り橋

の3題です。

⇒永正寺ホームページはこちらから





「ご訪問いただいた方へ」
一日一回、3つのランキングボタンをそれぞれクリックしていただくと有り難いです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ

十牛図

2012.7.20
⇒前回からの続きです。


私たち人間は、
もうひとりの自分・無意識 」である「 」のようなものに主導権を握られてしまっています。

そのことに、
なかなか気づくことができません


禅の世界では、

その「 もうひとりの自分・無意識 」を猫ではなく、「 」と表現しています。

それが有名な「 十牛図 」(じゅうぎゅうず)であり、
悟りについて、10の図で表現をしているものなのです。


本屋の仏教コーナーには必ず「十牛図」の本がありますし、
検索すれば、たくさん画像、解説がでてきます。


このブログでは、
私なりに解説したいと思います。


1. 尋 牛 (じんぎゅう)

109-1
「 牛 」=「 もうひとりの自分・無意識 」を探しにでかけます。

私たちは、そもそも、
「 もうひとりの自分 」を探す必要性にすら気づくことができません。
私は私という顕在意識で、すべて自分をコントロールできるはずだと思い込んでしまっています。




2.見 跡 (けんせき)

109-2
「 牛 」の足跡を見つけます。




3、見 牛 (けんぎゅう)

109-3

「 牛 」=「 もうひとりの自分・無意識 」を見つけます。

やはり、私は私の顕在意識が主人公だとらわれていて、
見つけているつもりでも、なかなか見つけられないものです。




4.得 牛 (とくぎゅう)

109-4
せっかく「 牛 」を見つけても、
暴れるばかりで、なかなか言うことをきいてくれません。

本当に、なかなか言うことをきいてくれません。




5.牧 牛 (ぼくぎゅう)

109-5

「 もうひとりの自分・無意識 」を飼いならすことです。


簡単に描いてありますが、
容易くできません。とても難しいことです。

無意識は「 猫 」のように、言葉が通じず、気ままで、
無理矢理に言うことをきかせようとすれば、
かえって反発しかねないからです。

10あるうちの5番目、半分ですが、
ここまで行けば、「 悟り 」の境地に達しているのだと思います。


ですから6以下はある意味おまけです。




6.騎 牛 帰 家 (きぎゅうきか)
109-6

その牛の背に乗って家に帰ります。
意識と無意識が完全に一体となるような境地です。




7.忘 牛 存 人 (ぼうぎゅうそんじん)
109-7
その「 牛 」という存在を意識しなくてもいいぐらい自然な状態です。
あたかも、牛という存在を忘れるような。





8.人 牛 倶 忘 (じんぎゅうぐぼう)

109-8

すると、私という存在さえ忘れてしまえるような自然な境地。
いわゆる「 空 」の境地でしょうか。




9.返 本 還 源 (へんぽんげんげん)
109-9

何も無くなりましたが、現実のみ があることがわかりました。

仏教とは、ある意味、
現実のみ拠りどころ 」とする宗教です。
現実を深く理解することで、癒されようとするものです。




10.入 鄽 垂 手 (にってんすいしゅ)
109-10
そして、
またその現実に戻っていくのです。


<続く>



以前もご紹介しましたが、
友人の心理カウンセラー山中ショウセイさんの「十牛図」の記事も、是非ご覧くださいね!

 ■ 心理カウンセラーショウセイのカウンセリングルーム 
 ⇒十牛図「うつ病、神経症の回復プロセス」
 ⇒十牛図2、「うつ病、神経症克服へ・・・」



※当然のことながら、このブログはあくまで私の個人的な解釈です。


関連シリーズ
⇒「 もうひとりの自分・無意識 」





「ご訪問いただいた方へ」
一日一回、3つのランキングボタンをそれぞれクリックしていただくと有り難いです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ

『 寺おこしの会 』の設立趣意

2012.7.21

私は、
お寺のイメージを変えていこうとする、
寺おこしの会 』を提唱しています。

多くの寺院に参加していただいて、
大きな存在感を出せるようなものにしていきたいと思っています。


仏教各宗派さまざまありますが、
明確な目標を持ってその達成度を検証するような宗派はあまりないと思います。

目標というよりむしろ、伝統を護り、現状を護ることが使命です。

もちろん、
だからこそ!? 宗派の存在意義があるのだとも思います。



『 寺おこしの会 』は、
お寺のイメージを変えるという明確な目標を持つ組織にしたいと考えていますので、
既存の宗派、組織などにとらわれないものにしたいと思っています。



また私は、

組織ができることによる、
制約やしがらみ、上下関係など、様々な弊害が起こってしまうことを好ましく思っていません。


ですから、
この『 寺おこしの会 』は、
ゆるやかで機動力があり、上下関係のないフラットな組織作りを目指していきたいと思っています。


以下に、『 寺おこしの会 』設立趣意書、原案を掲載します。


『 「 寺おこしの会設立趣意書(原案)

「 寺おこしの会 」は、
仏教、寺院、僧侶についての「 亡くなってからの宗教 」という根強いイメージを、

「 生きている私たちにとって身近なお寺、心の拠りどころとしての仏教 」へ根本的に変換しようとする目標を共有し、より多くの寺院が交流、連携、協力して活動していこうとするものです。

ひいては、仏教が持つ「 癒し 」の力とお寺が本来持っているネットワーク力を生かしての「 寺おこし 」で、心地よい社会をつくろうとするものです。



活動内容の柱は、

1.寺院での仏前結婚式の普及と、その前提となるお寺のネットワークを生かした婚活支援をすること。

2.成人の際に授戒を行い、これまでの20年間とこれからの希望を込めた「 心の拠りどころ 」となりうる2文字の戒名をつけること。

3.4月8日を「 ヒーリング・フラワー・デー 」(はなまつり)、日本全国が癒しに浸る日、喧嘩していた人が仲直りする日、心穏やかに過ごす日、ヒーリンググッズを贈り合う日として、クリスマスにならぶ国民的行事化を目指すこと。

4.仏教的考え方による低ストレス社会を目指し、うつ病など心の病の予防をはかること。

5.身近なお寺として、イベント、コンサート坐禅会などを行うこと。


などを参考にして、各寺院がそれぞれの地域性、特徴を生かした取り組みをしていくことです。



また、「 寺おこしの会 」は、
宗旨宗派問わず、目標を共有する人(寺院)が、フラットで上下関係のない、機動力がある、
今までにない組織作りを目指します。

ですから、
1.代表、会長などの役職を設けず、すべての会員を同じ立場の『「 寺おこしの会 」呼びかけ人』とします。

2.機動性のある組織として、会員同士のお寺に行く際の儀礼(衣、お土産)は省略します

3.年会費を徴収せず、必要があれば企画毎に賛同者を募ってお金を出し合う形式にします。


以上のようなコンセプトで行いたいと思っています。
より多くの皆さんの賛同とご参加を心より歓迎いたします。  』







「ご訪問いただいた方へ」
一日一回、3つのランキングボタンをそれぞれクリックしていただくと有り難いです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ
プロフィール

中村建岳

Author:中村建岳
お越しいただきましてありがとうございます。
文字ばかりのブログですが、どうぞお付き合い下さい。

リンクフリーです。

私のお寺のホームページは⇒こちら
です。

⇒こだわり住職 なるほどアイデア情報局
⇒良縁 寺カフェ
ブログもよろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カレンダー
06 | 2012/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。