永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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無意識には逆らえない!?

2012.3.2
⇒前回からの続きです。

孫悟空が、
どんなに得意気になって大暴れ!?しても、

結局、
お釈迦さま掌の上を、転がっているだけなのです。

お釈迦さまの思いや考えを無視して
自分の思い通りに気ままに行動していると、

後から大変なしっぺ返しを受けますし、

三蔵法師のお経で、
頭のわっかが締め付けられたりで、大変な思いをするのです。


結局、孫悟空は、
お釈迦さまに逆らえないのです。


実は、
「  」たちも同じよう!?に、
自分自身の「 無意識 」に逆らうことはできません。

つまり、
「 無意識 」が望むことを無視して、
「  」が自由に行動することはできないのです。


夜、「 無意識 」は睡眠を必要としているのに、
やらなければいけないからと、「 私 」が徹夜して仕事を繰り返していると、
おおにして、身体に変調をおこしてしまうことになります。


ダイエットしようと思っていても
ついつい食べてしまったり、

無理やり食べないでいると、かえってその反動が大きかったりします。


異性について、
頭では、「 好きになってはいけない 」と思っていても、
どうしても好きになってしまったり、

勉強は大切だと思っても、
やっぱりサボってしまったり、


結局、
人間は、「 無意識 」に逆らい続けてできることは、
何一つありません。
無理やりすると、後から、強烈なしっぺ返しがあります。


私たちは、
「  」の思い通りに自分自身を動かしているつもりでも、
実は、
「 無意識 」がしたいこと同意した範囲内のことに限ってできるのです。
そして、「 無意識 」が嫌がることは、結局何もできないのです。
つまり、
大いなる「 無意識 」の掌の上で、「 私 」は転がっているにすぎないのです。



このように、
「 孫悟空 」と「  」は、「 お釈迦さま 」と「 無意識 」に逆らえないようになっているのです。


しかし、実は、
「 お釈迦さま 」と「 無意識 」には
決定的な違いがあるのです。


お釈迦さまであれば、
もともと困ったことはされないので、
お釈迦さまの望まれるまま、生きていけばよいのですが、

残念ながら「無意識」は、
時として、
わがままぶりを発揮してしまったり、困ったことをしたがるのです。


もっと食べたい
もっとお金が欲しい
もっと愛されたい。

タバコが吸いたい。
パチンコをしたい。


これらのものは、
適度に、他人に迷惑をかけないような程度であれば、
問題はないのでしょうが、

「 無意識 」が強烈に過度に、これらを望んだ場合、
対する「  」は、深刻な戦いを強いられることになるのです。
<続く>



関連シリーズ
⇒「 もうひとりの自分・無意識 」





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3月11日東日本津波原発大震災1周忌追悼法要

2012.3.4

来週の日曜日 3月11日午後2時より、
東日本津波原発大震災の1周忌追悼法要を行います。

3.11慰霊法要small

2時より、本堂での法要後、
2時46分より、鎮魂の鐘を皆さんについていただきます。

また、
義援金の受付をいたします。




ブログを書いている今、NHKで特集番組が放送されています。
1年前のTV映像から感じた大きな不安と恐怖がよみがえります。

実際に被災された方の思いはいかばかりかと想像を絶します。



日本全国で1周忌の法要が営まれると思います。
お近くの方は是非ご一緒に、お経を唱えていただければと思います。







電気料金値上げ問題で、疑問に感じること。

2012.3.8

東日本津波原発大震災による
原発問題は大変深刻です。

原発事故の収束、賠償問題を抱えている
東京電力
電気料金を値上げする方針をうち出しています。


それに対する、
東京都の猪瀬副知事や、
政府の枝野経産相の対応など、

東電はリストラを充分していない。
東電職員の過剰な福利厚生も全部、電気料金にはねかえっている。
東電は子会社と随意契約をしていて、高コスト体質になっている。
その東電子会社に、役員が天下りしている
東電がもっている資産を売却すると○○○億になる。
東電の役員の退職金は・・・・。
東電の賠償はどうなるのか。
東電は国有化すべきか。
東電は、東電は。
東電は。


東電という会社はひどい!
こんなひどい会社に値上げは許されない!

連日!?このような報道がされています。
果たしてこのまま、値上げは強行されるのか。


私は、
これらの動きを見ていて、どうにも腑におちない、大きな疑問を感じています。



果たして
『 東京電力だけが悪いのか? 』



私は、ここで、
東電だけが悪いのではなく、政府や、官僚、マスコミ!?などの責任を追求するべきだと言いたいのではありません。


次から次へと出てくる
東電の問題を見るにつけ、

じゃあ、
中部電力や、関西電力九州電力などのその他の電力会社、

それらの電力会社は同じような問題を抱えていないのか
と言いたいのです。



東電だけが
高コスト体質で、退職金や給与が高額で、資産がたくさんあって、
特別にひどい会社で、
あとの電力会社は、全て健全な経営をしているのでしょうか?



実質、独占企業であるその他の各電力会社も、

東電と同じように、
高報酬、過剰福利厚生、高額退職金、子会社への随意契約とその子会社への出向など、
高コスト体質全て電気料金に反映させているはずです。


原発事故を起こした当事者の東電だけが、
高コスト体質の改善が求められ

たまたま!?事故を起こしていない、その他の電力会社の方は、
今までと同じ高コスト体質とその電気料金への反映が、そのまま許されていいはずがありません


今、東電だけが求められている合理化策は、
東電だけの問題ではないのです。

全ての電力会社が同じように、
資産を売却し、合理化する必要があります。

そして、その合理化した分を、
原発事故被災者への賠償などに充てるべきです。


また、
電気料金の値上げも、
たまたま東電の管轄内にいる企業や人だけに負担増になってしまうということで本当にいいのでしょうか?

17%の値上げに耐え切れずに東電管轄内の企業が倒産して、
その連鎖倒産が全国に広がりはしないのか?

全国で広く薄く負担するようにしたら、値上げ幅を抑えられ、企業倒産の危険性を低下させることができるのではないか?


東電だけに賠償責任があり、足らない分は東電管内の企業や家庭の電気料金と、税金(全国の国民が納める)で補われて、
その他の電力会社は、以前と変わらぬ高コスト体質とその価格反映を許されるという状況には納得ができません。


もちろん法律上の制約などいろいろとあるとは思いますが、


東電はじめ全ての電力会社に賠償責任、あるはそれに準じるものがあって、
今までの不正な価格反映など全て見直した合理化策を、全ての電力会社が取り組んでそれを賠償などにあて、
それでも足らない分は、日本全国の企業や家庭の電気料金、あるいは税金で補う。

というような形にできないものでしょうか?


たまたま住んでいるところによっての不公平感が大きすぎます。


皆さんは
どのようにお考えでしょうか?





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臨済禅師の悟り

2012.3.10
⇒前回からの続きです。

私が副住職としています、
永正寺の宗派は、

臨済宗妙心寺派です。

その
臨済宗の開祖は、もちろん「 臨済禅師 」なのです。
ちなみに、
中国の人で、生年は?ですが亡くなった年は西暦867とのことです。


臨済宗では、
師匠から悟りの免状を代々受け継いできた祖師方の
お話されたことやエピソードが、「 語録 」として残っています。


臨済宗の開祖である「 臨済禅師 」の
臨済録 』は、臨済宗のバイブル!?として最も大切なものです。


しかし、
例えば
『 僧 「 達磨大師がインドから中国へやってきた意図は何ですか? 」
  臨済禅師 「 もし、何かの意図があったとしたら自分さえ救うことも出来ぬ。」
  僧 「 何の意図もないのでしたら、どうして達磨大師の弟子悟りを得たのですか? 」
  臨済禅師 「 得たというのは得なかったということなのだ。 」  』


のようなお話があって、
一体このお話の意味するところは何なのか?

その解釈をしようとした途端、
まさに、
仏教への理解力や人間力、いわゆる境涯が問われることになって、

実際問題、
僧侶も、専門家もその対応が難しく、
悟りとは、言葉では伝えられないものだから・・・、
  あえて言葉で解釈をしようとすると、このように考えられる・・・ 」
というものになってしまいますし、

ですから、
さまざまな解釈、理解があるような形にもなっています。


もちろん、
私がこれからする
『 臨済録 』のお話も、その範疇のものになります。


さて、
臨済禅師が『 臨済録 』で言っていることは、
悟りを求める多くの修行僧を前にして、

悟りとは、自分の外に求めるな、そして、自分の内にも求めるな
  今、そのままのことなのだ 」
「 これが良いとか悪いとか分別をすること自体が、すでに悟りから遠ざかっている

ということを、繰り返し繰り返し、
述べているのだと思います。


そして、
この『 臨済録 』には、臨済禅師が悟りをひらいたエピソードがあります。

そのエピソードとは、
『 臨済禅師師匠・黄檗のもとで悟りを目指して真面目に修行をして3年経った頃、

  先輩から「この3年のうち師匠に悟りについて尋ねに行ったことがあるか?」と聞かれて、
  臨済禅師「ありません。何を質問するかもわかりません」
  先輩「どうして、仏教の根本義を聞いてこないのだ!」と言われた臨済禅師、

  早速、師匠・黄檗のもとへ。
  すると質問が終わりきらないうちに師匠・黄檗棒で何発も叩かれます

  先輩にこの顛末を話すと
  「 念のため、もう一度聞いてきた方が良い 」といわれもう一度

  するとまた、師匠・黄檗に何発も叩かれます

  こうして3度聞きに行って3度とも何発も叩かれた臨済禅師は落ち込んで、先輩に
  
  「 せっかく師匠・黄檗へ尋ねに行くことを勧めていただきましたが、
    3度行って3度叩かれました。残念ながらその奥義を悟ることができません。
    下山しようと思います。」

  と挨拶して、修行寺から出ていきます。
  出ていく時に師匠・黄檗に挨拶に行った際、「大愚禅師」のところへ行くことを勧められます。

  その「大愚禅師」のところで臨済禅師は師匠・黄檗とのやりとりの顛末を説明します。
  「 私は、三たび仏教の根本義を問うて三たび叩かれました。いったい私に落ち度があったのでしょうか? 」

  それを聞いた大愚禅師
  「 師匠・黄檗がそれほどまでに親切に教えてくれているのに、その上ワシのところまできて、
    落ち度があったかと聞くのか? 」
  
  そう言われた瞬間、臨済禅師ハッとして悟ります
  「 師匠・黄檗のいわれたことはそういうことだったのか! 」  』


さて、皆さん、
このお話、
一体どのような意味なのでしょうか?

臨済禅師は何を悟ったというのでしょうか?
<続く>





関連シリーズ
⇒「 もうひとりの自分・無意識 」





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3.25大久保ナオミさんバイオリンコンサートと劇団希望舞台「釈迦内柩唄」主演・有馬理恵さんダイジェスト一人芝居

2012.3.15

3月25日 午後1時より、大久保ナオミさんバイオリンコンサート
     午後2時より、劇団希望舞台「釈迦内柩唄」主演女優・有馬理恵さんダイジェスト一人芝居
0325arima-chirashi-small.jpg
を行います。

参加無料です。

PDFファイルは こちらから⇒


大久保ナオミさん、
『1971年日本弦楽指導者協会弦楽コンテスト、ヴァイオリン部門で第1位を獲得。1983年~1988年までナゴヤシティ管弦楽団(現セントラル愛知交響楽団)のコンサートマスターを務める。1992年スペインのセビリア万国博覧会において演奏「タンゴ・デ・ラ・エスぺランサ」のメンバーとしてパリ公演を行う。仏、独のテレビでアストロ・ピアソラ楽団と共に紹介される。「魂のヴァイオリニスト」と称されるほど、その演奏は情熱で観衆の心を捉えて離さない。』

とても気さくな方で、
リクエストに応えて演歌から何までバイオリンで弾きこなしてしまうという!

癒しのひと時をとても楽しみにしています♪


そして、
劇団希望舞台『釈迦内柩唄』(しゃかないひつぎうた)は、
水上勉さんの作品で、
全国1,000回公演を目指している舞台です。

戦後まもなく、
火葬場で働いている ふじ子 が、

差別など不条理な世の中の現実に直面し、
生きる意味についての魂の叫びが胸に迫る感動的な演劇です。

今回は、
扶桑文化会館で5月27日の公演を控え、
主演女優の有馬理恵さんをお招きして、

『釈迦内柩唄』のダイジェスト、ハイライトシーンをお話とともに演じていただきます。

観るものの心をゆさぶる素晴らしい舞台なので
一人でも多くの方に見ていただきたいと思っています。

入場無料ですので、
お近くの方は是非、ご参加いただければと思っています。


そして、この企画、
Ustreamで、生放送を予定していますので、
遠くの方!?は、是非、
ご覧いただければと思います。
⇒「永正寺 放送ページ」

そして、
3.11の東日本津波原発大震災1周忌追悼法要についても、
放送を行ったものが録画してありますので、法要と、鐘つき風景を見ることができます。
⇒「永正寺 放送履歴」
よろしければ、是非ご覧ください。

なお、当日法要にご参加いただきましたのは50名ほどでした。
義援金は40,864円です。日本赤十字社を通して寄付させていただきます。


皆さま、
本当にありがとうございました。









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中村建岳

Author:中村建岳
お越しいただきましてありがとうございます。
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