永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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一番信仰

2011.3.6

最近、ニュースでは
入試カンニング事件大相撲八百長問題海老蔵さん関連の暴行事件の裁判
そして民主党をはじめとする政治の混迷が連日報道されています。


それぞれの事件の内容などについて言及しないつもりですが、


それよりも、
私が
気になって仕方がないのは、
マスコミの取り上げ方です。


マスコミの取り上げ方については
入試カンニング事件などさすがに
「 やり過ぎだ! 」
「 騒ぎ過ぎだっ! 」
と思われる方も多いと思います。


私も全くそう思うのです。

そう思うだけでなく、
無責任な上っ面だけ興味本位の騒ぎ方などを見ていると
やり場のない怒りを覚え、強烈なフラストレーションを感じます。


ニュージーランド地震の被害者、家族に対する
配慮の欠落した質問など、本当に言葉になりません。



視聴者の興味をかきたて

悪いモノは、より悪く
良いモノは、より美化し

あおりたてるだけあおりたて



視聴者がより求めるものを


はたして本当に視聴者がそんなものを求めているのか



TVにはもちろん
視聴率があります。

民放などは、常にその一番を目指します
そして、その一番視聴率の高い番組に、多額の、そして多くのスポンサーが興味を示します。

常に一番
一番が、一番 素晴らしいっ


それを追求し続けた結果
そのなれのはて、

今マスコミの世界に現れてしまっているのではないのか?


つまり、
「 過剰反応 の 高ストレス時代 」を

他ならぬ 私たち自身 と マスコミ、 スポンサー が知らないうちに一緒になって、作り上げてきてしまったのではないか



「 2番ではいけないのですか? 」
と疑問を投げかけようものなら、袋叩きにあってしまうこの時代。



言わば、
「 絶対1番信仰 」です!



実は、
仏教は、お釈迦さまは、


何事も偏ってはいけないと注意を促しているのです。

ほどほどがいいのだと。
中ぐらいがいいのだと。

これをもちろん
「 中道 」というのです。



視聴率の世界でも、

最下位は人気がないからダメ
でも一番は、人気があり過ぎてダメ


中ぐらいが丁度いい



という価値観になってくれれば



もっと心地よい、丁度いい番組ができると思うのに。








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ボイトレ

2012.1.30

以前、何かの機会に
書いたことがあるかもしれませんが、

住職と私は、
月に2回ずつ、ボイストレーニング(ボイトレ)に通っているのです。
ボイトレ

その
ボイストレーニングでは、

発声練習からはじまり、
コンコーネという声楽の基本練習曲ピアノで言うところのバイエル
を歌い、

そして、
「 オ・ソレ・ミオ 」などのイタリア歌曲などの課題曲を歌うのです。


なぜ
私たち永正寺の住職と副住職が
ボイストレーニングをするのかというと、

お経を詠むにも、
しっかりとした発声法を身につけて
いつでもきれいな声でお経を詠めるようになりたいという
思いからなのです。

確かに
いい加減な発声法だと、
すぐ喉がガラガラになって
声がでなくなってしまいます。

そして、一日に何件もお経に回ることもありますので、
必須のスキル!?でもあるわけです。

(でも、永正寺住職はもともと合唱部で、
 オペラが大好きなので、ほとんど自ら好きで練習している感じでもありますが・・・)


さて、
最近の私の課題曲は、
「 帰れソレントへ 」という曲です。

この課題曲、
一番高い音が  の音で、
単音の発声練習ではなんとか出すことができても、

「 帰れソレントへ 」を歌っている時には
どうしてもその高音の ソ を出すことができません

無理やり出そうと
頑張ってみると、とても変な声がでたり、
声が裏返ってしまい

「 恥ずかしいなぁー 」とずっと悪戦苦闘を続けていたのです


するとこの前、
私は油断をしていまして、
風邪をひいてしまいました

( 実は
  まだ治っていませんが )

それでも、
予約をしているボイストレーニングに行かなければと、
練習もほとんどできずに教室へ。


私「 先生、風邪をひいてしまいまして、
   先生にうつしてしまわないか心配ですが・・・ 」

先生「 大丈夫です。私も風邪をひいています。 」



私「 でも、いつもより一層声がでないと思います。 」

先生「 風邪の時は、本当は声を出さないのが一番良いのですけれど、
    実は風邪の時の方が声がでることもありますよ♪ 」 

私「 ? 」

先生
「 じゃあ、やってみましょう!
  風邪をひいているので、軽く力を抜いて歌ってくださいね♪ 」


というような展開で、
「 帰れソレントへ 」を歌い始めたらなんと


やってもやっても歌えなかった
あの高音の ソ が初めて歌え

「あー声が出たー」と
驚いているうちに、
1番も2番も順調に歌い終えて無事終了

私「 今まで全く歌えなかったのに
   初めて通して歌うことができて、びっくりしました。
   しかも、風邪をひいているのに。 」

と思わず感想をもらすと、


先生が、
「 風邪をひいている時は、
  身体に力が入らないし、一番理にかなった自然な声を出さないと声が出ないんです

  身体の調子のいい時は、
  身体や喉に余計な力が入ってしまってかえって歌えないことがあるんです

  だから、風邪をひいたときのほうが自然な歌い方で声が出ることがあるんですよ♪ 」


先生がさらに

「 歌というものは頑張って歌いすぎると ダメ なんです
  そして、
  だからと言って
  怠けて歌ったり頑張らなさすぎるのも ダメ なんです

  自然な歌い方で自然な声で歌うんです。 」


それを聞いた私がおもわず、

「 あ~、まさに、
  まさにそれこそ、『 中道 』ですね。 」




は、
それまでのレッスンで、

「 失敗しないように! 」
「 変な声がでないように! 」
「 せめて一生懸命歌おう! 」

など、無意識に身体に力が入っていて
いつも不安定な緊張状態だったからこそ歌えなかった。


本当に
身をもって実感することになったのです。



まさにこれこそ、

お坊さんボイトレにいって
そのボイトレだけにとどまらず、

仏道の「 中道 」の教えについて
しっかりと教えていただいたという エピソード なのです。


先生、本当にありがとうございましたm(_ _)m






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