永正寺副住職 中村建岳が、法話を推敲する過程で考えたことや、日頃感じていることなどを、そのまま素直に表現するブログ。

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小沢一郎氏強制起訴、進退問題について思う

小沢一郎氏が強制起訴され、その進退問題あるいは民主党の処分が取りざたされている。

今後少なからず明らかになるであろう事件の内容はひとまず置いておき、私が素朴な疑問を感じるのは、起訴された時点で責任問題が発生するのか?である。もちろんこの疑問は、今回の事件に限ったことではない。私が以前勤めていた会社では「わいせつ罪等の起訴」が「解雇事由に該当する」と「就業規則」に定めてある。これを目にした当時から疑問を抱き続けていたのだが、現在社会通念上妥当とされている!?「起訴=即、責任問題」は果たしてこのままで本当に良いのだろうか?

まず最も単純に考えてみれば、もし無実の人が冤罪などで起訴されてしまった場合、裁判で「無罪」を勝ち取った時点で、起訴されたことによって同時に背負わされた社会的制裁(責任問題)の不利益を、どこまで回復することができるのだろうか。厚労省の村木さんは幸運にも!?元の職場に復帰を果たしたが、一般人でも同じようになるだろうか?

いやそもそも、起訴された時点で「ほぼ有罪」とみなし社会的制裁を加え、裁判判決結果が出た時点でまたその社会的制裁を修正するという「2段階判断」を、何故する必要があるのか?

起訴された時点では(起訴されたとはいえ)最終的に罪が確定したわけではないので一切の社会的制裁は「保留」とし、判決が出た時点ではじめてその罪に応じての社会的制裁を加える、責任をとる ではいけないのか?

起訴時点での責任追及はいわば「勇み足」であり、「余計な問題」を引き起こす悪習である。

しかも今回の小沢氏の強制起訴については、検察が起訴しなかったものを審査会判断の結果、起訴になったという
、これまでとは明らかに判断基準の違う起訴であり、当然その責任問題追及については慎重に取り扱うべきだと思う。すぐに責任を取るべきとの主張は軽率だと思う。

司法制度は国の根幹をなす制度であり、今変化していく過渡期でもある。
今後注意して見ていきたい。
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チリ鉱山事故

チリ鉱山事故の救出が始まりました!

しかし本当に凄い時代だとつくづく思います。

地球儀を見て日本から一番遠いところは?とか日本の裏側に何がある?
って、ブラジルのリオデジャネイロあたりとか聞いたことがあるような。

それと同じ南アメリカ大陸のチリの救出劇が、ほぼリアルタイムで目にすることができる今の時代って・・・。

僕が生まれた70年代の頃だったら、どうだったのだろう?
地球の裏側で起こった事故や事件が伝わってくるのに、どれぐらいの期間が必要だったのか。

ひょっとしたら事故発生から救出まで全く知らず、全て終わった後、新聞の海外欄にひっそり紹介されて、のちのち「世界仰天ニュース」のようなテレビ番組で紹介されるようなことになっていたりして。

昔なら知らなかったことが、現在、情報インフラ整備のおかげで容易に知ることができる。
けれども、私たちの感覚はその変化に対応しているのか?
近年の「少年犯罪の凶悪化、増加」の感覚は、実は犯罪統計と一致していない(減少しているといわれている)という指摘がある。
情報を得ることに対する心構えが必要と思う。特にイメージや感情が先走るようなことほど慎重さが求められると思う。

と、今回のチリ鉱山事故自体とは関係のない雑感。

救出作業の無事を願っています。

大地震、巨大津波について

2011.3.15

被災された皆さん
本当に大変なことと思います。

ひとりでも多くの方の救出を心より願っています。


あまりに
大変な状況について、言葉もありません。


(私の地域では)
全く普段と変わらない生活が出来てしまうことに
違和感を感じながら過ごしています。


非常に深刻な原発問題も含めて、
現段階では、復興のイメージすら持てないような状況です。


まさに
日本の危機だと感じます。


私たちが
助け合い、まとまって、
現在の危機的状況を乗り越え

復興を目指していきたいと強く思います。



この
私たちが直面している未曽有の危機。

この状況で感じていることを書かせてください。


 何故、今バラエティ番組を放送しているのでしょうか?

  これだけたくさんの方が大惨事にあわれ、しかもその惨事は進行中です。
  何一つ終わっていません。
  まさに、大切な人を懸命に捜索しているさなか。
  計画停電をしているさなか。
  原発問題は全く予断を許さない状況です。


 どうしてそんな時に、バラエティ番組やドラマを放送しているのでしょうか?

 喪に服す期間はないのでしょうか?

 放送休止にして、節電に協力すべきではないでしょうか。



 それから
  被災者への無神経なインタビューは即刻やめてほしい。
  家族を必死で探している人にむかってマイクを向けて
  「今のお気持ちは?」「心配ですね」

  そんなことをして
  心が痛まないのでしょうか?



 そして、
 いたずらに不安感をあおりたてるような放送はやめてほしい。


 今は淡々と事実のみを的確に知らせることを心がけるべきだと思います。
 または、家族を捜している人の助けになるような放送をすべきと思います。



TV報道、マスコミの姿勢については
非常に問題だと感じることが、本当に多いです。



感情が先走っていて
まとまった文章になりません。



原発事故が収まっていくこと。

ひとりでも多くの方が救出されることを願っています。

震災報道について

2011.3.17

震災に関する報道を見ていました。

被災者の方の非常に大変で困難な状況。
寒さの中での燃料不足。食糧不足。薬の不足
救援の手が全く届いていない避難所。・・・・・。


そして
原発事故の危機的な状況。


本当に
大変な状況に胸が痛くなり、心配になり
個人の力ではどうしようもできない無力感におそわれます。

明日の朝に
災害募金の振込お手続きをする予定ですが、
全く心が落ち着きません。


これらの報道をずっと見ているだけで
PTSDなどになりかねないと専門家が指摘しているそうですが、

心配だからといって
ずっと震災のテレビ情報に入り込んでしまうことは

確かに危険なことだと感じます。


たまたま被災を免れた私たちこそ、
塞ぎこんでしまってはいけなくて、
一人ひとりが日常生活をしっかり送り、
少しでも、ためになることをしていくことが大切なことだと思います。



それにしても
今感じている個人の力のこの無力感は、
とても大きく心にのしかかってきてしまいます。



この大きな無力感

そういえばと、
思い出したのが
私が中学生の頃!?


当時、久米宏さんの「ニュースステーション」で
地球温暖化」の特集が放送され、

その内容に大きな衝撃を受け、
そして、あまりの大きな問題に、
自分自身が何もできないことの不安と、強烈ないらだち
持てあましたことを思い出しました。


今、改めて考えてみると、
非常に大きな問題である「地球温暖化」に対して、

「皆さん。こんな大問題がありますよ! 知っていますか?」

という問題提起は、
私たちの関心が喚起され、世論が形成され、エコ問題へ取り組みなどつながっていく
大きな役割を果たしたのだと思います。


しかし、
問題提起の報道時点では、解決策が示されません
私たちが何したらいいのかまでは示されないのです。

だからこそ
その不安感が関心を呼び、大きな社会変革運動を起こしたとも言えるのですが、


解決策を示さない、この問題提起型の報道。
「皆さん。こんな大問題がありますよ! 知っていますか?」


これは
見ている人を不安に陥れるのです
世間知らずの中学生の私には、より一層だったとも思いますが。



現在の震災報道もこの問題提起型です
もちろん、危機的に深刻な状況なので解決策を提示することは困難です。

だからこそ
問題提起は控えて、淡々と事実を報道する姿勢にシフトすべだと
私は思います。
<続く>






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淡々と事実を報道する姿勢

2011.3.17
前回からの続きです。


前回のブログで私は、

報道機関は、
問題提起は控えて淡々と事実を報道する姿勢にシフトすべだと
主張しました。


その
「 淡々と事実を報道する姿勢 」について
補足したいと思います。


実は、皆さん。

よく思い出していただきたいのです。


本来!?の「 ニュース 」とは、
実は、今の形とは全く違っていたことを思い出してみてください。


といっても
今の若い人たちは、このニュースのあり方が当たり前だと
何の疑問も持っていないと思います。
当然です。以前の「 ニュース 」を知らないのですから

でも40歳前後の私の世代より
上の方は思い出せるはずです。

それ以前の「 ニュース 」の姿を。



それ以前とは、
前回も取り上げた、
テレビ朝日、久米宏さんの
「 ニュースステーション 」

より前の「 ニュース 」の姿です。


あの当時
私は、中学生でしたが、
「 ニュースステーション 」
の登場は、衝撃的でした!


それまでの「 ニュース 」と言えば、
一人のアナウンサーが淡々と事実を読み上げるだけ
解説なども最小限でしかなく、
今からすると非常に味気ないものでした


ところが
「 ニュースステーション 」は
画面上に 久米宏キャスター と コメンテーター
を登場させ、
一つ一つの事件についての
感想のやりとり、あるいは事件を検証して伝えるという、


当時としては
衝撃的なスタイルでの放送を開始し、

味気ないニュース
視聴者にとって、
非常に親しみやすく面白くなったという
一大社会現象を巻き起こしました


そして
その大きな現象は、他の民放に波及します。
TBS「 筑紫哲也のニュース23 」など
あっという間に
全ての民放に広まり

ついには
NHKまでそのスタイルになってしまったのです


そして
それは夜のニュースだけでなく、
夕方のニュースまで含めて全て
時間帯を大幅に拡大した


「 ニュースショー 」


テレビ番組がぬりつぶされる事態となりました。
そして、各局での過熱報道がよりひどくなってしまってきたのです。



今の現状が
あまりに自然に、普通になりすぎていて
気がつかないだけで、

本当は
それ以前 と それ以後は、
全く別もの の「 ニュース 」なのです。


その結果どうなったか?

「 ニュース 」の「 ニュースショー 」化。


これはすなわち

「 ニュース 」の「 ワイドショー 」です。


それまでは
お昼の限られた時間だけ、芸能ニュース中心の話題について
さんざん興味本位で取り上げてきた「 ワイドショー 」


「 ニュース 」が「 ワイドショー 」なってしまったおかげで

昼の時間帯から、
夜の寝る直前まで

そして最近は朝の時間帯もふくめて

全ての時間
「 興味本位で騒ぎ立てる 」現象に陥ってしまったのです。



大変、危険な状況だと思います。
私たちは、大きくそれらのワイドショー報道に影響され翻弄され
高ヒステリック社会を作り上げそのただ中にいます



「 ニュース 」は
「 ニュースステーション 」以前、

「 淡々と事実を報道する姿勢 」 に 戻すべきです
<続く>






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